街角コトPOP観察記シリーズ「りくろーおじさん」POPから学ぶ、顧客を引きつけるオモシロ仕掛け💡
関西の名物、ふわふわチーズケーキ🍰
関西人で「りくろーおじさんのチーズケーキ」を知らない人はほとんどいないのではないでしょうか(‘ω’)
ふわふわ~とした、しっとりとした食感に、焼きたての香りがそそります。そんなチーズケーキの美味しさはもちろんのこと、先日、JR新大阪駅中央口店のお店で目にしたPOP♪
店頭POPの仕掛けがさらに手作り感を引き立てています♪
チーズケーキの「ライブ感」を演出🧑🍳✨
いつも行列ができているこのお店は、通路に面して作業台が配置されていて、スタッフさんが次々とチーズケーキを焼き上げている様子をガラス越しに間近で見られる仕組みになっています👀
関西人の私にとってはこのライブ感も含めて見慣れた光景なのですが、東京出張の際、リクエストがあったのでりくろーおじさんのお店に立ち寄りました👣
目に飛び込んできたのは、「写真を撮ってね!」ではなく「カメラを向けてね!」というPOP👀
並んでいるお客様をただ待たせるのではなく、その時間を楽しみに変える「おもてなしの工夫」が凝らされていました。
これはおそらく、その時スマホを手に調べものなどしながら待っているお客様が、ふと写真を撮りたくなるような絶妙な誘導ですね📸
SNSでの拡散や口コミにもつながるこのアイデアは、まさにお客様の行動心理を考えた発想です💡
お客様のココロが動く「すぐ食べられるキット」🍴🚄
次に感動したのは、新幹線の改札口のすぐ近くにあるこのお店ならではの、「すぐ食べられるキット」のPOPです♪「新幹線の中で焼きたてチーズケーキを食べて頂けるキットです」という言葉に添えて、紙皿とおしぼりとプラスチックのフォークとナイフの実物まで掲示されているとは、なんともステキな演出☺★
私もその日は一人だったので、かろうじて我慢しましたが💦もし家族や友人と一緒だったら、手土産用に加えて、ぜったいに今から食べる用のチーズケーキとこのキットを購入していたでしょう(笑)
お客様の「その瞬間のニーズ」に応えるご提案ができている点に、さすがプロフェッショナルのこだわりを感じました!
心に響く求人POP:「一緒に幸せを届けませんか?」💌
また、目を引いたのが店舗前に掲示されていた求人向けの手書きチラシです👀
「一緒にチーズケーキをつくって、幸せな時間を届けませんか?」という手書きの文字は温かみと親しみやすさがあって、人の気配を感じられて、つい隅々まで読みたくなる魅力があります。
POPから学ぶ「コトマーケティング」の力✨
今回、このお店で感じたのは、すべての仕掛けが「お客様視点」に立って考え抜かれているということです。
手書きPOPが生みだす温かみ、ライブ感のある店舗設計、SNSや口コミにつながる工夫……これらすべてが一体となって、「お客様との心のつながり」を生み出しているんだなぁと感じました。
改めて、手書きの持つパワー、顧客視点(コト視点)の大切さを感じると同時に、コトマーケティングの可能性をもっと多くの方に届けたいと思いました。
みなさんも、街角で心がつい動いてしまうようなPOPを見かけたら、ぜひ教えてくださいね♪