女性スタッフの感性を商売に活かして会社を元気に!

MENU

コトマーケティングで現場が変わる!老舗小売チェーン「平和堂」で挑戦する37年の経験×コト視点で売場を盛り上げる清水さん♪

更新日:2024.12.26

お客様の声コトPOPブログ

【はじめに】

おはようございます♪POP未来図の伊坂光恵です。月に一度開催している「POP未来図アカデミー」には、さまざまな立場や年代の方が「コトマーケティング」を学びに来られています。

そこには、「ただモノを売るのではなくて、お客さまがその先で感じる価値を伝えたい!」という共通の想いをもった仲間が集まっています♪ 

 

今回ご紹介するのは、そんな想いをご自身の現場でしっかりとカタチにしている方、老舗小売チェーン「平和堂」で37年間働き続けている清水さんです☺

清水さんは、今年の4月から衣料品・住居関連部門の「現場スタッフさんをトレーニングする部署」のリーダーになり、いま本気でコトマーケティングに取り組まれています。

本部のトレーナー部門というと硬いイメージがありますが、実際は腰がと~っても低くて笑顔が素敵な方です☺

実は、7年前にコトマーケティングに出会っていたとのことで驚きでした!今回は、清水さんが実践してきたことやランドセル売場での成果、そして定年後も会社のお役に立ちたいという強い想いをご紹介します。

「モノ」でなはく「コト」を売場で伝える。そのヒントが、きっとここにあります✨

【7年前からあたためてきたコトマーケティングの種】
清水さんが初めてコトマーケティングに触れたのは、今から7年ほど前。まだ「コト」という考え方が主流ではなかった頃に、すでに受講されていたそうです。

今回、改めて店舗改善トレーナー部への人事異動をきっかけに、「もっとコトマーケティングを学び社内に浸透させよう!」と決意。7年前に出会ったコトマーケーティングの考え方とやり方を、今まさに育てはじめたわけです。

清水さんは価値を伝える「ジュニアコンサルタント認定講座」も受講されて、「POP未来図アカデミー」にも毎月のように来てくださっています。その姿勢からは「学んだら必ず自分の現場で試してみる!」という強い意志が伝わってきます🔥

【本部役職なのに威圧感ゼロ!いつもニコニコ清水さん😊】

正直、初めてお会いするまでは「平和堂の本部の方が来るってことは、すごく偉い人で、ちょっと構えちゃうかも…」と思っていました。でも実際にお会いしたら、その予想は大ハズレでした。清水さんはとても気さくで、いつもニコニコ笑顔でみんなとすぐに溶け込み、こちらが緊張するヒマもないくらい、自然体で接してくれるんです(*^^*)

「上から教える」感じはまったくなくて、むしろ「みんなで一緒にやっていこう!」という共感力が高く、親しみやすさがあるんですよね♪

こういう雰囲気があるからこそ、清水さんが現場でコトマーケティングを広めるときも、スタッフさんやパートさんたちが「あら!なんか面白そう!ちょっとやってみようかな♪」と素直に乗ってくれるんだと思います😊

【店舗を「コト」の舞台に変える!】

清水さんが今いる部署の仕事のひとつは、簡単に言うと「トレーナーとして現場スタッフにPOPの書き方を教える」みたいな立ち位置。自分が学んだコトマーケティングを、今度はスタッフや指導役の人たちに教え、みんなで売場を「コト」の舞台に変えていく役割を担っています。

これって、商品をただ陳列して終わり、ではなくて、買う人の未来や気持ちまで想像してPOPや売場づくりをする。そういった発想を持ち、組織全体で共有するってことなんです。そのために、わかりやすい資料を作ったり、段階ごとに教える工夫をしたり、清水さんは地道な準備を積み重ねています。

その泥臭い努力が、後々「この店舗はなんか一体感があって、居心地がいいよね~♡」みたいにお客様に感じてもらえる力になるんだなぁ、と私は思っています✨

【ランドセル売場でわかったコトPOPの効果】

清水さんが実際にコトマーケティングの効果を実証できた一つの場面が、ランドセル売場でした。ランドセルって、ただの通学カバンじゃなくて、子どもが新しい学校生活を踏み出すための大切なパートナーですよね。家族の想いもたっぷり詰まっています。

そこで清水さんは、POPに「これを使う子が、毎朝ワクワクしながら校門をくぐる姿」や「家族が微笑ましく見守る様子」がイメージできるような言葉を添えました。単なるスペックと言われる耐久性の説明や価格ではなく、「このランドセルでどんな日々が始まるのか?どんな良いコトがあるのか?」を想起させるようなメッセージを意識したわけです👀

その結果が面白いんです!!各店舗におけるランドセルの月別売上げを比較したところ、全店舗平均が前月比92.3%に落ち込んでいる中で、コトPOPを実施した店舗ではなんと104.2%と、約12%もの売上UPを達成しました!

お客様がスペックや価格だけでなく「コト」を受け取ることで、「よし!ここで買おう!」という気持ちが自然と高まったんだと思います💡

【リュックはパンパン!「いつでもなんとかする」清水さんの準備力】

清水さんを語るうえで外せないのが、その常にパンパンのリュックサック。スーツ姿なのに、すごい大容量のリュックを背負って、いつもアカデミーに来られます(笑)中には防災グッズや資料、ツールなど、もしものときに備えたアイテムがぎっしり入っているとか。

この準備っぷりは、現場でイレギュラーなことが起こったときにも活きます。計画通りにいかないことなんて日常茶飯事。それでも「何か手はある!」と動けるようにするための準備は欠かさない。コトマーケティングの実践においても、ちょっとしたトラブルや想定外の反応にすぐ対処できる人がいると、全体が安心して挑戦できるんですよね🎒

【定年後も「コト」を広げ続ける、清水さんの意気込み】

清水さんは来年4月で定年を迎えます。でも「じゃあ終わり」なんてまるで思ってないんです。嘱託として引き続き現場でコトマーケティングを広げていきたいという強い気持ちがあって、「まだまだやれることがある」と目を輝かせておられます✨

長年培ってきた経験をもとに、新しい考え方を柔軟に取り入れ、実際に結果を出し、そしてそれをまた改良していく。そのサイクルが、定年後だろうとなんだろうと、関係ないんですよね。その姿勢は、本当に見習いたいと思います。

【清水さんから学べるコト提案★4つのヒント】

最後に、清水さんが実践してきたコトマーケティングのエッセンスを、4つのヒントとしてまとめてみました。ぜひあなたの売場づくりやお仕事にも活かしてみてくださいね♪

【提案①】お客様の未来を描く🖌
商品の特徴や価格だけでなく、その先にあるお客様の生活や気持ちをイメージしてメッセージを書くと、心に響きやすくなります。

【提案②】効果検証をきっちり📊
「なんとなく良い感じ」で終わらせず、数字やお客様との会話量、滞留時間などを比べてみると、次に活かすためのヒントが見つかります。

【提案③】組織全体で共有する🤝
一人で頑張らず、周りのスタッフさんにも「コト」を伝えて、一緒に考えられる土壌をつくると、実践が楽しくなります。

【提案④】備えがあれば心強い🎒
清水さんみたいに万全の準備をしておくと、イレギュラーな場面でも落ち着いて対処でき、結果的に挑戦しやすくなります。

【おわりに】
清水さんは、長年の現場経験と、コトマーケティングという新しい視点を掛け合わせて、売場に温かみや親しみやすさを生み出しておられます。その動きは、定年が来ようと、止まることなく続いていくんだと思います☺

私も、清水さんとの交流を通じて「いつからでも新しい一歩は踏み出せる」「小さな改善を重ねることで、大きな変化が生まれる」と実感しています。

コトマーケティングは、ただのテクニックではなく、「お客様との関係を大事に育む」考え方。その火を実際に現場で灯し続ける人がいるからこそ、意味があるのだと思っています。

これからも一緒に、コトマーケティングの可能性を探っていけたら嬉しく思います🌱 

■平和堂公式ページ

■POP未来図アカデミー 清水さんのブログ