女性スタッフの感性を商売に活かして会社を元気に!

MENU

女性のチカラでクリニックを大変革‼東京都★愛とユーモアあふれる仁愛歯科クリニックの挑戦♬

東京都にある大人気の歯科医院、仁愛歯科クリニックさん。『価値を伝える』コトマーケーティングを通じて、女性がイキイキと働くための取り組みが始まったのが今年の3月でした。当初、院内の雰囲気はどこかぎくしゃくしていました。表面には見えない不安や不満が少しずつ溜まっていたのです。

 

たとえば、備品の在庫切れが共有されずに発注ミスが起きることがあり、そんな時には「誰のミスか」を追及する雰囲気が漂い、スタッフ間のコミュニケーション不足が問題となっていました。

 

院長は、『女性活躍推進クリニック』を目指し『スタッフ全員が笑顔で働ける環境にしたい』と強く願っていました。そして40名以上在籍するスタッフの中から8名の女性スタッフが選ばれ『仁愛リーダーズプロジェクト』が結成され、私、伊坂がそのサポート役を引き受けることになりました。目指すはスタッフ全員が笑顔で働ける職場作りです♪

 

最初のミーティングは、プロジェクトメンバーの心の扉を開けるところから始まりました。しかし、はじめの数回は静かなもの。誰もが意見を口に出すのをためらっている様子が少しありました。けれど、これは想定内。私はチームメンバー全員と個別に面談を行うことにしました。

面談の中で浮かび上がってきたのは、みんなが感じていた小さな不満や改善のアイデア。表向きは何も言わなくても、心の中では感じていたことがたくさんあったのです。

 

そこで私は、メンバー全員に業務改善提案を考えてもらい、院長の前で発表する機会を作らせていただきました。それは、毎月のミーティングを行うようになって半年たち、ちょうど折り返しのタイミングでもありました。

メンバーの皆さまは最初こそ緊張していましたが、いざプレゼンが始まると、皆しっかりと自分たちの考えを堂々と述べてくれました。8名いるので8つの改善提案が発表されました。

 

院長は「17年間やってきて、こんなに楽しい発表は初めてだ」と感激し、「男性では思いつかない視点の提案がたくさんあった!みんな何気に自信がついてきてるよね!凄く嬉しくなりました♪」と大いに喜んでくれました。

改善提案のひとつに「みんなが笑顔で働くための10箇条」があります。8つの提案内容は最終的にはメンバー全員で決めました。これにはスタッフ間のコミュニケーション改善も含まれています。次の課題は、この10箇条をクリニック全体に定着させることです。

 

もう一つ、仁愛リーダーズプロジェクトでは、手書きPOPの研修と実践も行っています。
クリニックの店頭で販売している歯ブラシや歯磨き粉に、手書きPOPをつけてもらったところ、売上が7万円から13万円へとおよそ2倍に増えるなど、目覚ましい成果もでてきました。店頭看板ではホワイトニングをするとどんな良いコトがあるのかを打ち出し、価値の伝え方を変えるだけで毎日ホワイトニングの予約が入っているようです♪

また、メンバーの中には、コツをつかんで頭角を表してきた方も出てきました。私の経験上、組織の中にこういう方が2~3名出てくると、あとはどんどん拡がっていきます。次はどんな販促POPを見せてくれるのか今からとても楽しみです😊

これらのプロセスを通じて、私は女性の力を活かすことが、組織を活性化させる鍵だということを改めて感じました。残る半年、プロジェクトがさらに進行していくことで「全員が笑顔で働けるクリニック」という目標がきっと実現できることでしょう。その日がくるのが待ち遠しいです。