【台湾コトPOP視察🏮】仁愛歯科★女性目線からみた👀台湾の観光地からみる手書きPOP事情💡
この度、台湾へPOP視察旅行に行く機会をいただきました✈久しぶりの海外!ということで観光も楽しみつつ(!?)、海外のマーケティングを観察してきました!
今回の台湾コトPOP視察は、仁愛歯科クリニックの院長が企画してくださった「仁愛リーダーズプロジェクト」の一環として実現しました!!
普段の暮らしや仕事の中ではなかなか味わえない、リアルな体験を通じて、“コト売り”のヒントをたくさん受け取ることができました♪
思えば…日本と台湾は親善国なのに、日本人観光客向けのマーケティングには大きな課題(距離)があると感じました。
お土産を買いたいのに買えない…この状況、皆さんも経験はありませんか?😓 観光客として訪れる私たちと現地の方々との間には、知っていることの差があります。
九份で見つけた”コト売り”の可能性が無限大 🏮
皆さまご存知の通り、九份は宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」の舞台として有名です ✨
日本人観光客が多く訪れる場所なのに、驚いたことに日本人向けのPOPがほとんど見当たりません…。
日本の大ヒット映画の舞台になったという強みがありながら、日本人にターゲットを絞ったアプローチが不足しています🤔
例えば「千と千尋の神隠し」の世界観を取り入れたコトPOPや、映画のワンシーンを再現できるフォトスポットなどがあれば、日本人観光客の心をつかめるかもしれません!
コト売りの視点で考えると、可能性しかないことを改めて認識しました 💡
コト売りの視点とは、「顧客起点」です。お客様の“視点”に合わせるだけでは、満足のその先はつくれない。
お客様の想像や期待を超えていくには、“顧客を起点に”考えること。
それが、選ばれる理由になったりします。求められる前に気づき、お客様の心を動かす。これが“コト売り”の本質だというふうに思っています。
空港やお土産物売場で見る「モノ売り」の限界 🛍️
台湾の空港や観光地のお土産物売場を見て回ると、ほとんどが「モノPOP」のみ。これは典型的な「モノ売り」のパターンです 📦
商品の特徴や価格だけを伝えるだけで、その商品は誰に、どんないいことがあるのか?どんな体験が得られるのかという「コト」の視点が欠けていると感じました。
また、ほとんどが台湾・中国・英語表記で、単純に日本語表記にするだけでも売上がアップするのではないでしょうか 📈
例えばタピオカミルクティー🥤
ブームは去っても観光客の興味は続いています。観光客にとっては”せっかくだだから現地で飲んでみたいという興味があります”でも「どう楽しむか」「なぜ台湾で飲むといいのか」といった情報が不足しているように思いました。
飲んでみたところ、びっくりするくらい美味しいのです😊!!お茶も淹れ方も台湾には特徴があって美味しさ倍増なのです♪
私なら、こんなコトチラシを作ってみたい 📝
「台湾を3倍楽しむポイント3つ」
- 地元の人だけが知っている本場のタピオカの楽しみ方♪
- お土産にしたときに喜ばれる台湾スイーツとの組み合わせ!
- 日本で再現できる本格タピオカの作り方簡単レシピ♪
こういった情報があれば、商品の価値がグッと高まって買う理由がグンと増えるかもしれません 🚀
台湾マッサージ店から学ぶターゲティングの絞り込み 💆♀️
夜は、お待ちかねの台北の「ダイナスティ」というマッサージ店に行きました。
「豪門世家理容名店」という名前で、志村けんさんが御用達だったことで有名だそうです 🌟
そして驚いたことに、ご来店の9割が日本人客とのこと!
昼間に訪れた、九份バスツアーのガイドさんの誘導も上手(強引(笑))でしたが、ほとんどの情報はここのチラシ持参で少し安くなるよといった値引きのお話です🚌
ここでも、観光客の興味関心事・不安・不満・不便なことにギュッとフォーカスして伝えたいコトとターゲットを絞り込み、私ならこんな情報をチラシに追加します♪
長時間歩き疲れた💦観光でお越しのお客様へ♪
- 当店ではマッサージ中のスリの心配はありません
- 過剰な営業は一切行いません
- 宿泊先までの送迎サービスあります
など、観光客の立場(顧客起点)になって考えた情報提供が、リピートや信頼につながっていくのではないかと思いました 🤝
お土産売り場で活かせるコトマーケティング 🎁
お土産売り場では「コト視点」が特に重要だと思いました。観光客が本当に知りたいのは何でしょうか?
ここでしか買えない「台湾限定」という言葉に惹かれますよね 🔍 「ここにしかない」という情報は観光客にとってはとても強力です。でも、それだけでは不十分かもしれません。
接客されて初めて知った商品のタピオカなら「えっ?家(日本)でも作れるの?」という驚きと、家でも作れる(興味のあるコト)価値を伝えられると、私なら買って帰ります♪😊
また、ターゲットを「日本人」に絞り込むなら、「日本人がもらって喜ぶ台湾のおみやげ3選!」といった具体的な提案が効果的かもしれません 🎯
私のおすすめは、コトワークシートを使ってしっかり情報収集を行い「よく聞かれること」をPOPにして、どんどんコトPOPを展開していくことです📊
例えば:『台湾土産…何を選んでいいのかわからない💦そんなあなたへ!! 誰にどんなものを買って帰りたいのかを私たちに教えてください✨
家族、友達、会社など渡す相手に合わせて、もらった人が喜ぶおみやげを一緒に探します(こっそり教えちゃいます♪)みたいなイメージです☺
とにかく、『おみやげ選びに困ったらスタッフまでお気軽にお声かけください』こんなふうに『私たちに相談してね♪』というスタンスのPOPがあれば、スタッフとの会話も盛り上がり、消費も高まりそうですね 🗣️
さらに具体的なターゲット別のアプローチ 🎯
お客様のタイプ別に、ヒトに向ってPOPを変えることも効果的だと思います。例えば:
「日本から台湾へお越しのあなたへ」
- 台湾に来たらこれだけはシリーズ (小籠包、タピオカ、台湾ラーメンなど)
- ここでしか食べられないシリーズ(台湾限定、夜市限定など)
「明日には日本に帰ってしまうあなたへ」
- 日本人がもらって喜ぶ台湾のおみやげ3選
- おみやげの買い忘れはないですか?
「台湾料理がどうしても合わない観光客の方へ」
- 日本人の口に合う台湾グルメマップ
- 日本の商品が売っているコンビニMAP
このように、お客様の状況や気持ちに寄り添った情報が心に響くのではないでしょうか 💕
ただただ商品を並べるだけではなく、今の・誰に・なぜおすすめなのかが伝わると、より価値が伝わると思います。
創意工夫で差をつける!コト売り場づくりのアイデア 💡
出典:『(C)スタジオジブリ』
せっかく「千と千尋の神隠し」の舞台となった九份なら、映画の世界観を活かした売り場づくりも効果的だと感じました 🏮
主人公のキャラクターや映画のワンシーンに合わせた楽しい「コト売り場」があったら素敵だなぁと思います♪
例えば:
- 千尋が食べたおにぎりのような台湾スイーツ
- 油屋(湯屋)をイメージした休憩スペース
- 映画にでてくるグルメの試食コーナーなど・・・
映画の世界観を少しでも体験できる仕掛けがあれば、お客様は楽しくなってSNS投稿も増え、口コミ効果も期待できるかもしれません📱
※実際に売り場づくりをする際には、著作権の侵害にならないように十分ご留意ください。
最後の砦、コンビニPOPでコトマーケティング 🏪
「やっぱ無理💦 台湾料理が合わずお腹がすいた観光客の方へ」
このような正直なPOPがあるだけで、救われる観光客は多いのではないでしょうか 😅
「ご安心ください♪ 日本で売っているおなじみの商品を取り揃えております👍🏻」
こんな看板がコンビニ前にあれば、ホッとする日本人観光客も多いと思います。相手の不安や不満や不便な悩みに寄り添うメッセージは、強く心に残るように感じました 💕
これは、一緒にツアーに行った方が台湾料理の臭いにやられてしまい体調を崩されたので、こんな出来事からもコト視点で考えてみました💦(笑)
まとめ:台湾での「コトマーケティング」の可能性 🚀
台湾旅行を通じて、改めて「コト視点」で捉えたーケティングがまだまだ浸透していないことを実感しました。
しかし、それは無限の可能性を秘めているということでもあります ✨
ポイントは3つ:
- ターゲットを明確にする(日本人客に絞る)
- 観光客の心配事や不便を解消する情報提供
- 価値を高める「コト」の視点を取り入れた売り場をつくる
皆さまのビジネスでも、「モノ」ではなく「コト」を売る視点に切り替えてみると、新たな発見があるかもしれません♪
日本にいる外国人観光客に向けても同じことが言えると思います。
お客様が本当に知りたいこと、一番の興味関心事・不安や不満・不便なコトは何かを考えることで、お客様の近くにいけるように思います💡
今回の台湾旅行は、改めて「コトマーケティング」の重要性と可能性を教えてくれました 🙏 皆さまも是非、自身のビジネスに「コト視点」を取り入れてみてはいかがでしょうか♪
このような貴重な学びの機会を与えてくださった仁愛歯科クリニックの院長に、心から感謝申し上げます。
一緒に現地を練り歩き、語り合い、たくさんの気づきをシェアしてくれた仁愛リーダーズプロジェクトメンバーの皆々さま、本当にありがとうございました!
皆さまと一緒だったからこそ、今回の台湾視察が何倍も意味のあるものになりました!
最終日の食事会では、アロハ先生(院長)より、私にまでプロジェクト完了の証として刻印入りのバッジをいただきました。(´;ω;`)
今回学んだ“コト売り”をどう活かせるか…また一緒に、未来につながるアイデアを形にしていけたら嬉しく思います♪