皆さん、こんにちは!
POPマーケティングコンサルタントの伊坂光恵です。
私は、全国の商工会議所や企業様(飲食店・小売など)を対象に
「コトマーケティング」に関するセミナーやコンサルティングを行っています。
また、「コトマーケティング」を学び、実践する養成講座も主催しています。
前回の記事では、「コトマーケティング」の視点が、社内の活性化や売上アップだけでなく、
採用にも役立つことをお伝えしました。
今回は、会社独自の価値を追求する「コトマーケティング」のアプローチが、
どのように企業の魅力を高め、強固なファンを生み出し、人材の確保につながっていくのか、
詳しく探っていきます!
差別化は本当に必要?
競合との「差別化」という言葉、よく聞きませんか?
マーケティングにおいては、長らくこの概念が重要視されてきました。
会社内で「うちの会社が差別化できるポイントはどこだろう?」と
分析や議論を重ねてきた方も多いのではないでしょうか。
実用日本語表現辞典によれば、差別化とは、
「同じ種類のもの同士に明確な意味をつけることなどを意味する語。
ビジネスなどで用いられることが多い。」とされています。
実際に「差別化」という言葉をビジネス上で使用する際には、
他よりもいかに”勝っているか”、”優れているか”といった競争の意味が含まれているように感じます。
しかし、消費者や求職者の方々は、本当に「企業の差別化」を求めているのでしょうか…?
差別化から独自化へ
実は、消費者が商品やサービスを選ぶ理由は、単なる機能や価格の違いだけではありません。
求職者も同様で、会社の事業内容やサービス・商品だけでエントリーする会社を選ぶとは限りません。
彼らが本当に求めているのは、「心に響く体験」や「共感できるストーリー」といった
”独自化”のアプローチではないでしょうか。
「独自化」とは、他社と競争するのではなく、企業自身の本質的な価値や独自のストーリーを強調すること。
これにより、消費者はその企業やブランドに対して深い共感を抱き、長期的なファンになっていくのです。
さらに、想いに共感したり、ファンになったりした方々が
「この会社で働いてみたい」「会社の一員として活躍してみたい」と感じてくれたら、
こんなに嬉しいことはないですよね。
採用のミスマッチが減るだけでなく、企業で長期的に活躍してくれる人材になれば、
ビジネスの成長にも繋がります。
キーポイントは”共感”
インターネットやSNSといったオンラインプラットフォームが普及した現代において、
私たちは情報を簡単に手に入れることができます。
そのため、商品や価格と言った差別化戦略だけではすぐに飽きられてしまう可能性があります。
常に新しいものを生み出し続けなければ市場で負けてしまう…といったことも起きやすくなるでしょう。
単なる差別化では、常に競争の世界に巻き込まれ続け、
そのループから脱出できなくなってしまったり、社員が疲弊してしまったりすることも考えられます。
そこで必要なのが、心を動かす「共感」を生み出す独自化です。
実際、競合と同じ機能を持っていたとしても、
ファン(消費者や求職者)は“まったく別の理由”で繰り返し選んでいることがあります。
つまり、”なぜ好かれているのか”を知ることこそが重要なのです。
共感の世界において、企業は単なる商品やサービスの提供者ではなく、
消費者と共に価値を創造するパートナーという位置づけである、と言えるのではないでしょうか。
コトマーケティングで独自性を見つけよう
企業が成功するためには「共感」を軸にした戦略が不可欠ですが、
その戦略はどのように立案していけばいいのでしょうか。
そんなときに役に立つのが「コトマーケティング」の視点です✨
「コトマーケティング」では、商品やサービスそのものではなく、
それらを通じて得られる体験や価値に焦点を当てます。
・どうしたらお客様に喜んでもらえるか?
・お客様のお困りごとは何だろうか?
こういったお客様目線のアプローチを深めていくことで、企業独自の価値が見いだされていきます。
また、それを繰り返し伝える中で、商品を捉える視点や言葉の使い方、発信の方法なども磨かれていくのです。
独自化がもたらす新たな可能性
現代では、基本的に”品質が悪すぎる商品”というものには出会わなくなりました。
商品やサービスの機能は、すでに一定水準を超えている時代です。
その中で選ばれる理由は、スペックではなく“感情”や“共感”になりつつあります。
コトマーケティングでは、お客様や求職者の方々が共感できるストーリーや体験を提供することで、
強固なファンベースを築くことができます。
企業の魅力が高まれば、”人が足りない”と言われる時代において、採用や人材確保にもつながります。
価値観に惹かれた人材が集まることで、企業の成長を支える力となり、結果的に商売繫盛へと繋がっていくのです。
今回は、差別化から独自化へ、というテーマで、
人々の共感を呼び覚ますには「コトマーケティング」の視点が重要になることをお伝えしました。
当ブログは、「コトマーケティング」を企業の魅力・価値アップ、採用活動に活用してみたい方におすすめです。
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